アメリカで不妊治療はじめました

2020年3月からはじめた不妊治療について綴っていきます

IUI(人工授精)サイクルのはじまりはじまり

次の生理が来たら電話して!と言われていたので電話すると、生理3日目に超音波検査を受けて、これで問題なかったらその日から(生理3日目)にcromidを飲みましょうと言われました。

 

3日目に超音波検査を受けに行くと、やっと直接会えた担当医!zoomで2回くらい話してたけど、感じのいいおじさん先生でした◎念のために超音波検査だけじゃなくて血液検査もしておこうと言われました。

 

検査も無事終わり家に帰って2時間くらいしたらナースから連絡が来て、今日の夜からクロミッド飲んでね〜と言われます。具体的に何時に飲まないといけないとかある?と聞くと、特にないが毎日同じ時間に5日間飲み続けてと言われます。私は夜9時にしていました。

どの薬かはわからないのですがネットで不妊治療の薬を飲んだら性格が変わるだとか、鬱気味、だるい、眠い、などなど書いてあってちょっとびくついていたのですが、5日間、そんなことは何もなく笑。眠いのはいつものことだし、5日間はあえて予定はいれてなかったんだけど全然普通に動き回れたし変わりはなかったです笑。

 

ナースの電話では薬の指示と一緒に、次の排卵に向けた注射(ovidrel)を打つ前に超音波検査で卵胞が育ってるか確認する必要があるからこの日に来てね、と勝手に日にちと時間も指定されました。私とかただのニートだけど働いている人で不妊治療している人は本当に大変だと思います。尊敬します。

 

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ovidrel前の超音波検査について↓

超音波検査は丁度生理開始日から12日後に行われ、話しているといい感じで卵が育っているみたい。この超音波検査でOKが出たので、その日の夜8-10時の間にovidrelを打ってねと言われます。この注射を打つのがちょっと怖い笑。

 

注射の打ち方について次回書きますね!

 

 

IUIの処方箋手配

1月のIUIサイクルにむけて、ナースから処方箋をだしといたから薬局に連絡して聞いてみて〜とメッセージが。

 

この処方箋のシステム、全然理解していなかったのですがナースから薬局に連絡が行っていて、それを取りに行くor配達してもらうという形。

私の場合、cromidとovidrelという2種類の薬が出ていました。
それぞれの受け取り方↓↓

  

●cromid
錠剤。通常の薬局walgreensなどで受け取れます。問診票で伝えていた近くの薬局に出向いて処方箋を見せればok。私はwelgreensの会員に前に登録していたのですが、会員ページの処方箋の項目にちゃんと処方箋情報がドクターの名前と一緒に登録されていました。

 

●ovidrel
注射。要冷蔵で送られてくるので冷蔵庫で保管します。また、ナースに指定されたスペシャルファーマシー(CVC special phermacy)に電話して配達日など伝え調達します。この電話が永遠に繋がらないんじゃないか?!って思うほど時間がかかった・・・さらに、最初に電話が出た人から多分3回くらい担当者にかわります、って言われたよ・・・替わる度にまた一から説明して、英語が伝わらなくて・・・ってもうめちゃくちゃ疲れた。。最後の担当者はfertility専門の部署だったのですが、とっても感じが良く優しく対応してくれたのでそれだけが救い。

 

電話では、

・名前
・生年月日
・住所

など基本のことから、

・薬の使い方を知っているか?
・いつこの薬が必要になるか?

なども聞かれました。

 

基本すぐ配達してくれるそうですが、月曜日に薬が必要な場合はその前の週の金曜日に到着するように手配してるそうです。薬は、本当にアメリカか?!ってくらい厳重に梱包、保冷剤もガッチリ入れた状態で送られてきました!

 

病院もそうですが、welgreens,スペシャルファーマシー、保険会社も全てポータルサイトが用意されていて、英語できない外国人にとっては気になることや忘れてることなど全てそこを確認さえすればいいのでかなり便利です。会員登録がめんどくさかったり、電話をしないといけない場合もあるけど、だいぶ助かっています!この仕組み日本にも取り入れてくれないかな〜〜〜?

保険のカバレッジ

 

遺伝子検査で$5000というまさかの金額を目にして、保険でカバーされるかな?とナースに聞くと保険のカバレッジ専門にしてる担当者がいるから、そこに聞いてみて!とのこと。

 

さすがアメリカ。
国民皆保険ではないのでそんな担当者が作られるんだね・・・びっくり。

 

早速夫が電話して聞くと、私達の保険はとっても良いものらしく遺伝子検査もカバーされるし、IVFも人生のうちで6回までならカバーされるらしい!よかった〜〜◎◎(6回のうちに何とかなるといいなぁ)

 

ただ聞いてみるとcopayというのを払う必要があるらしい。保険会社のWEBサイトで調べると、私の保険の場合はcopayを年間$100払うとその1年間は保険のカバーが有効になるようです。切り替えは毎年12月末日だそうで、私たちは2020年9月くらいから2021年現在まで治療しているので2年分$200払うことになります。$200($1=100円と考えて2万くらい)で$5000(50万円くらい)カバーされるなら、安いものです!

ちなみに夫の日本の会社が提供してくれてる保険(日本語カスターマーサービスもあり)では、年1回の婦人検診だけカバーしてくれますが不妊治療はしてくれません。ただ私達の場合は特殊で、日本の職場と関係している別の会社で働いているので、その別会社の保険が優秀だったため不妊治療をカバーしてくれたみたいです。ほんと会社サマサマ!次書きますが、全額ではないですが、処方箋もカバーしてるみたいでよかった〜!

 

IUIやIVFに進むための不安な部分は解消されたので、あとは治療して子供ができることを待つのみ!!

 

検査でわかったこと

超音波検査の数日後にナースから電話がかかってきて、超音波検査したところ「右の卵巣にcystが見つかったからドクターが治療を始める前に話しましょうといっている」と言われました。

 

cystって何だ??!!と思ってぐぐると嚢胞のことらしいです。

嚢胞って日本語でも何それ笑。

 

調べると、生理の時に排卵されなかった血液だとか卵胞だとかが固まってるみたいです。

 

取り急ぎ、1週間後くらいにドクターとのアポ(オンライン)を取りました。

 

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さて、1週間後のアポイント。

 

まず、それぞれの結果と詳細について教えてもらいました。

 


●超音波検査:

良くわかってなかった嚢胞ですが、嚢胞には通常2種類あり、勝手に生理と一緒に流れ出ていく嚢胞と、流れ出ていかない嚢胞(complex cystというもの)があるらしいです。

私のは残念ながらcomplex cystだったので、通常だとこの嚢胞を取り除いてから不妊治療に進むらしい。

しかし、やはり、スケジュールを理解してくれてるドクター!


まだそこまで大きくないし、このまま大きくならなければ特になにも問題ないからこのまま次のサイクルからIUIをしましょう!とのこと。

 

わーーーい!!ちょっと心配ではあるんだけど、大丈夫だと思うってことだったよかった!ただ、経過観察してかなり大きくなるなら手術で取る必要があるそうです。そして、通常は嚢胞の成長は結構早いみたいです・・・(汗)

 

 

●血液検査
170H Progesteroneの数値が高いので、内分泌科医に診察してもらってくださいとのこと。何だそのプロゲステロン・・・?と思って調べると難病について出てきて。。。なんか怖いこととか考えて不安になりそうなので、そっとPCを閉じましたwとりあえず内分泌科医にみてもらってから色々考えよう。

 

 

●精液検査
夫ですが、sperm morphology(正常形態率)が4%と前回の2%から比べたら増えてる!サプリと運動&生活の見直しのおかげかな?!ただ、morphologyは14%はないと不妊らしいのでまだまだ先は長いです。前回も書いたのですが、謎に運動率がすごく下がっていました。寒さのせいって言いたいなぁ。それと、念のため泌尿器科医にもアポ取って診察してもらうことになりました。

 

  

その他、遺伝子検査について受けるべきか悩んでる!と伝えました。だって、もらっていた同意書の説明をみると”保険でカバーされないかも!”とか”$5000くらいかかる!”とか書いてあるんだもの!!流石に高すぎる・・・

 

しかし、ドクター曰く、この検査をしないとIUIが受けられないから、安くするためにもまずは女性から検査を受けて、その結果を見て何か問題を持っていたら、男性側も受蹴てはどうでしょうと言われました。

この検査、簡単にいうと女性が持っているXの染色体に異常があったら生まれる子供に何か異常が出る可能性が高くなるので、異常がなければ問題なし。異常があれば、男性側もDNA検査して今後のアプローチを考えましょうということです。

 

さらにさらに、その検査を受けてから大体結果が出るのに2週間くらいかかるらしく、もし私に問題があったら夫も受けるから結果が出るのにさらに2週間かかってしまう。そうしたらIUIのサイクルを1ヶ月後にずらすことになる、と言われてずーーーん・・・・異常がないことをただただ祈ります!! 

 

 

今回何だこれ!って思った英語↓↓

・嚢胞:cyst
・内分泌科医:endocrinologist
・泌尿器科医:urlogy(ユーオーロジーと発音します。)

不妊治療専門病院での初期検査

今回はIUIを始めるにあたり行った検査について詳細です。

 

 

●血液検査(blood test working)
前の病院でも血液検査をしていましたが、かなり現在の病院ではかなり詳しく調べました。全部で9本くらいとったかな?

検査項目は以下↓
(わかる範囲で訳も書いておきます)

・IVF general panel
・Testosterone
・DHEA
・17-OH Progesterone
・Type :血液型
・Syphilis :梅毒
・HIV :HIV
・Hepatitis C :C型肝炎
・Hepatitis B :B型肝炎
・Counsyl :出生前遺伝子検査用
・CBC and differential
・Varucella-Zoster :水疱瘡
・Rubella :風疹
・Measles :はしか

 

血液型とかB型、C型肝炎とかも検査してるって全然知らなかったけど、HIVとか罹ってなくてよかった〜〜◎検査自体はほんの数分で終わりました。

 

 

●経膣超音波検査(Ultrasound)
血液検査した次の日くらいに生理が来たので病院に連絡し、超音波検査の予約をしました。英語の発音は"アートラサウンド"と言います。ずっとウルトラサウンドだと思ってた。
検査場に入ると、いつも通り下半身の服全部脱いで紙巻いて待ってて〜と言われます。

その後ドクターが入ってきて、なんか青いジェルを塗った棒みたいなの渡されて、”はい、タンポン入れるみたいに自分でこれ持って入れて〜”と言われびっくり!!え、入れてくれるんじゃないの?!と思いつつも自分で入れました笑。”自分で入れるほうがリラックスできて良いのよ〜”って言われたんだけど、どうなんだろう?w

棒を入れたら部屋の電気が消され、ドクターがその棒(超音波カメラ?)を持ってグリグリといろんな角度で卵巣の大きさとか状態を測っていきました。これも、トータル10分もしないで終わったかな?ちょっとグリグリされるのが痛くはないけど不快感はありました。色々測ってる間、寝てる私にも見えるようにモニターが設置してあって、色々伝えてくれますが、何言ってるかわかんなかった笑。

 

 

●夫の精液検査
予約した検査時間の1時間前までに採取した精液を受付に持っていって終わりです。ここで問題なのは、それを人肌に温めた状態で持っていかないといけないのです!!冬のノースイースト、めちゃくちゃ寒い・・・最高気温1度とかの中、自転車で夫が持っていったのですが、だいぶ冷え冷えになってしまったらしい・・・。これのせいなのか、結果をみると運動率が低かったです。

 

 

結果は次回! 

不妊治療の今後の進め方

 前回の初診後にナースからフォローアップの電話がきて(英語で冷や冷や・・・)

 

●私
・早速次の日に血液検査をうける
・次の生理の開始3日目に超音波検査をするので生理がきたら連絡する

●夫
・夫もポータルサイトの登録をし、精子検査もうける

 

ように指示されました。

また、精子検査キットと不妊治療についてのパンフレットを送るから、届いたら夫から精子検査の予約の電話をいれるようにと言われました。

 

電話が終わってからも続々と、

・医療情報の第三者への(研究目的での)共有同意書
・不妊治療や、投薬(注射)の方法、着床前スクリーニングに関しての説明動画
・着床前スクリーニングの同意書

 

などなどたくさんの資料やインストラクションが送られてきたので、google翻訳にだいぶ助けてもらいつつ何とか読んで対処!(ぐったり)

 

動画も全て夫婦一緒に視聴し、夫に助けてもらいつつ付随してる簡単なテストも回答し完了!

 

治療のための第一歩が進めたことがとっても嬉しくて、英語使って頭ぐちゃぐちゃで疲れ切っていたのですが、その日はなんかワクワクの気持ちでいっぱいでした〜〜!

 

不妊専門病院での初診と方向性

初診はzoomで行われました。

 

それまでにポータルサイト上で8枚くらいある問診票や保険証の登録などもすませておいてと言われていました。

 

個人情報や家族の健康状態など日本と同じようなもの(もう少し詳しめ)でしたが、1点アメリカらしいと思ったのが、”薬受取用の近場の処方箋薬局”の名前と住所を書いたことです。処方箋はナースから直接処方箋薬局に連絡が行き、準備ができたら取りに行くと言う形になっています。私は近場のwelgreensを選びました。

 

 

いざ診察!

 

時間になったらポータルサイトのアポイントのリンクのところにzoomのリンクが出るのでそれをクリックするだけ。10分前にはzoomに入っておいてね〜と言われたのですが、結局10分くらい押して始まりました。

 

男性の先生で、予め前の病院での検査結果を送っていたのでそれを見ながら問診が始まりました。

私の方は結果を見たところ問題ないけれど前回受けてから3ヶ月くらい経っているので、一度改めて血液検査をしてみましょうとのこと。

夫は、やはり結果の奇形精子の数について指摘されました。因みに初めて聞いたのですが、男性不妊のことを”Mild male factor infertility”と言う様です。mildと呼んでいました。

 

これらの結果から、3回ほどIUI(人工妊娠)のプロセスをして、それからIVF(体外受精や顕微授精)に取り掛かりましょうと言われました。

 

が・・・!!

 

・私たちは精子の問題から顕微授精の可能性が高いと思っていること
・今年の夏には私たちの住んでいるマサチューセッツ州を離れて違う州に移る可能性があること

 

と伝えると、

 

「じゃあIUI1回してみて、ダメだったらIVFに移行しよう!」

 

と先生が!

 

ラッキー♪

 

しかも、先生から「マサチューセッツの不妊治療のカバレッジはめちゃくちゃ良いから、マサチューセッツにいるうちに何とか可能性が上がることを試しましょう」と言ってくれました◎◎◎

 

全然知らなかったですが、先生曰くマサチューセッツの保険は全米で一番らしいです!正直金額面のことでビクビクしていたのですが、これを知ってたならもっと早く不妊治療初めておけばよかった・・・まぁ、その時はまさか自分が不妊治療するとは思っていなかったのですが笑。

 

とにかく伝えたいのは、マサチューセッツに住む可能性があって子供のことを考えている方がいたら、なるべく早めに検査とか受けてみてください!もちろん、どんな保険に入っているかによりますが、かなりカバーしてくれるようです。

 

私自身でも、"best states for fertility coverage"とかで検索したところ、The National Infertility Associationによるレポートが出てきました。

Fertility Scorecard - RESOLVE: The National Infertility Association

※このレポートは、IVFの保険を提供してるかや不妊専用クリニックの数など含めて評価されています。

 

リンクの画像をみてみると、ドクターの言ってた”マサチューセッツが全米1位だよ!”は盛りすぎかもしれませんが、メリーランド州、ニュージャージー州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州には”A”の色分けがしています!

一方、アラスカ州、ワイオミング 州、カンザス州、ミシシッピ州は”F”なので、もちろん保険によりますが高額になる可能性もありそうですね・・・

今後移動するかもしれない可能性のニューヨーク州は”Aマイナス”、カリフォルニア州&ワシントン州は”Bマイナス”、となっています。

 

はぁ、マサチューセッツにいる間に妊娠できると良いなぁ。。。

 

 

そんなこんなで、IVFに進む期間が短くなったのはすごくラッキー!男性不妊と言うのがわかっているので、ちゃちゃっと可能性が高いプロセスに進みたかったのです。合理的なアメリカに感謝です!

 

 

IUIの治療に関しては、診察日の次の日から生理がきそうだったので、その次のサイクル(2021年1月)から始めることになりました。それまでにいくつか私&夫共に検査を受けることにしたので次はそれについて書きます!

 

 

あ、治療費についても今後書いていきますね!