アメリカで不妊治療はじめました

2020年3月からはじめた不妊治療について綴っていきます

体外受精で必要な薬

PGT-Aをどうするか方針も決まり、無事保険もささっと通り早速処方箋もゲット◎

 

処方箋が出たその日の午後には処方箋薬局(今回はFreedom fertility Phermacyというところでした)から”処方箋出てるよ〜”という電話をもらい、その後数日にすぐに送ってくれました◎必要があれば24時間以内にも送ってくれるみたいです。

 

 届いた薬はこちら!どーん!これでも一部です笑。

 

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IVF用のお薬

 

 

 私が今回のIVFで使う薬はこちら↓
※投薬量やスケジュールは人によって異なります。あくまで私の場合の投薬量&スケジュールなのでお医者さんの指示に従ってくださいね!



①birth control pill
卵巣刺激周期の前から服用することで、刺激薬に対する卵巣の反応がよくなるそう。
スケジュール:生理初日から約21日間ほど飲み続ける。毎日同じ時間に服用。

②lupron
卵子の発達を助け、排卵刺激薬によって自然排卵されてしまう卵子の早期排卵を防ぐため。
スケジュール:生理16日目から毎朝10unit注射する(その後、量の変更あり)
注射の位置:下腹部


③menuper
たくさんの卵子を作るため。
スケジュール:birth control pillの服用をやめたあとに来る生理(刺激周期)5日目から毎晩1cc注射。
注射の位置:下腹部

 

④gonal
卵子の発育と成熟を促すため。
保冷剤と一緒に送られてくるので、到着後は冷蔵庫で保存。
スケジュール:birth control pillの服用をやめたあとに来る生理(刺激周期)5日目から毎晩112.5unit注射(その後、量の変更あり)
注射の位置:下腹部

 

⑤hcg
排卵を促す。トリガーショット。
スケジュール:排卵誘発開始から10日目の夜指定された時間ぴったりに注射。卵胞の成長具合を見て決定します。
注射の位置:お尻

 

⑥progesterone
妊娠しやすいようにlining(子宮内膜)を分厚くさせる。
スケジュール:採卵日の次の日から妊娠10週目まで毎晩1cc打つ。
注射の位置:お尻

 

⑦estradiol vielle dots
妊娠しやすいようにlining(子宮内膜)を分厚くさせる。妊娠初期の維持をサポートする。
スケジュール:移植日の4日目から1日おきに2枚パッチを貼る。
貼る位置:下腹部


 

処方箋を出してもらった時点ではスケジュールについて大まかにしか教えてもらってなかったんだけど、ちょうど薬が届いたくらいにナースから今後のスケジュール&服用スケジュールが届きました。

 

細かいスケジュールについては、次回〜

 

PGT-A(遺伝子検査)

PGT-A検査を受ける受けないの話し合いの中で、とにかくスケジュールが問題になりました。

 

まず、前提として今年6月上旬にはマサチューセッツを離れ一時帰国することか決まっているので(今後まだどこ行くのか決まっていない)、それまでに治療を終わらせなくてはいけません。

 

そしてPGT-Aのプロセスは、採卵後に受精させた卵を凍結→ラボに回し検査となります。大体、検査の結果が出るのに10日間ほどかかるとのこと。(ちなみにinvitaeという遺伝子検査を専門としたラボ)


 

その上で選択肢は3つ↓↓

 

①PGT-Aを行わない、fresh transfer(新鮮胚移植?)をする。残った卵は今後のため凍結。

●スケジュール:egg retrieval後3~5日の間にfresh transfer。

 

②PGT-Aを行い、fresh transferもする。
テストする前に元気の良さそうな卵を1個選びそれをfresh transfer。残りは凍結しPGT-Aを受ける。

●スケジュール:egg retrieval後3~5日の間にfresh transfer、その次のサイクルは休み、そのまた次のサイクルでPGT-Aを受けたものを移植。

 

③全卵PGT-Aだけを行い、fresh transferはしない
fresh transferはせず、全卵PGT-Aを受ける。

●スケジュール:egg retrieval後1サイクル休み、その次のサイクルでPGT-Aを受けたものを移植。

 

 

私たちの中では①の”PGT-Aはしない”という選択肢はなかったので、②と③のPGT-Aをした場合どうするかを話し合いました。

 

そうなると、スケジュール的に、PGT-Aを受けた卵を6月帰国までに移植するのは若干無理があり・・・。ただ、PGT-Aは日本では通常受けられない?と聞いたので、年齢や費用などを考えて今後の保険のためにも受けておきたい・・・

と、色々考えて②PGT-Aを行い、fresh transferもするに決めました!


ただ若干、PGT-Aをしない場合の新鮮肺移植でちゃんと妊娠まで行ってくれるのか、という心配もありますが・・・とりあえずせっかくここまで進めたのだから、今の病院で移植1回くらいは行たい!笑(保険も効くし!)

 

あとは、卵の冷凍保存の費用ですが、病院で2年間はタダ。それ以降は年間約$1,000ほどかかるそうなので今検討しているのは、


・2年間の間に移植しに戻る。その場合は保険なしなので全額自費。
・日本に完全帰国する場合は、2年後輸送も検討


とりあえず、PGT-Aを受けた卵たちのことはfresh transferの結果を見て今後検討していこうと思っています。

どちらにしても、$5000くらいはかかるらしいので、貯金しなければ〜〜〜

 

人工授精(IUI)の結果とそれから

前の記事でIUIの開始をお伝えしましたが

 

ceri426.hatenablog.com

 

2/11にIUIに妊娠テストしてみてね〜と言われたので、2月頭から前日までここぞとばかりに友達とスノボに行きまくっていました!(ちょう楽しかった〜◎)そうしたら、スノボ旅行最終日の10日になんと生理きた〜〜〜〜!

 

うーん、IUIではうまくいかないじゃないかと思ってたけどやっぱり道は長いですね〜〜。

 

 

スキー場から病院に電話し生理開始を告げました。

 

 

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話は前後しますが、生理開始の前の週くらいにメールでナースに、IUIが失敗した場合今後どう進めていくのか?と聞きました。

 

ナースから教えてもらった、IVFを始めるまでのプロセスは下記になります↓

 

●IVFを始めるにあたって私たち夫婦が決めないと&やらないといけないこと

-採卵後、受精した卵(embriyo)の遺伝子検査(PGT-A)をするかの意思決定。YESの場合は、全ての受精卵を検査に回すのか、それとも状態の良い受精卵を一つ移植し、残りを検査に回すのか。
-上がyesの場合、遺伝子検査会社でのコンセンサス(同意書)へのサイン
-病院内のコンセンサス(同意書)へのサイン
- education module(IVFの説明&薬の打ち方などの動画)を全て見終わること。12本くらいありました。

 

 

●上記の全てが完了したあとのスケジュール(病院側で対応)
-病院内でのインシュランス担当部門による承認に最大72日かかる
-その後私の保険会社へ書類を回し、保険会社からの保険承認がおりるのに最大15日かかる

 

 

そしてIVFについての治療方法の説明や、遺伝子検査について、一度ドクターにアポイントを取って話を聞いてみて決めた方が良いと言われました。正直、夫の精子の問題から全ての受精卵を検査に回したいと心に決めていたため、アポを取らずOK, notedと返したままにしていたのですが、ここがすんごく大きなミス!!!!

 

結局スノボから帰ってきて、翌日2/11にmodule videoを見てから、①遺伝子検査の件で夫と意見が割れてきた、②夫のIUI時の精液検査の結果の所見を知りたいということから、念の為ドクターとのアポイント予約を入れたのですが、最短で2/25・・・・。

 

私たちは1周期でも無駄にしたくなく、保険の承認プロセスのスケジュールを考えると、2/25にドクターと話して意思を固めてからの承認だと、次の生理3/11ごろには間に合わない・・・(死)ということで、②夫の精液検査の結果については置いといて、ドクターと話す前に①遺伝子検査については決めて色々な承認プロセスを進めておかなくていけなくなりました。

 

日本の状況はわかりませんが、ほんっっっっっとにアメリカの病院はアポ取るのに時間がかかります・・・私の二の舞にならないように、ぜひぜひ早め早めに動いてくださいね。(呑気にスノボに行きまくってたわたしアホすぎる〜〜〜)

 

 

このPGT-Aについての二人の話し合いについては長くなるので次回〜〜〜

男性不妊・精索静脈瘤

IUI(人口受精)も終わり結果を待っている間に、夫は以前バーチャル診察をしていた泌尿科にて、精密検査をして来ました。

夫が受けた検査は睾丸の超音波検査(エコー)と血液検査の2つです。

エコーの検査後すぐ結果を教えてもらい、精索静脈瘤があると診断されました。この精索静脈瘤、夫も前々から男性不妊ということでググっていて知った症状でした。

精索静脈瘤を簡単にいうと・・・・
睾丸から腎臓?に向かう静脈(つまり上に向かっていく静脈)は本来、逆流しないように弁という蓋をする機能によって逆流を防いでいますが、その弁の機能が何らかの原因によって低下してしまい、血液が逆流してしまい精巣にコブのようなものができてしまいます。そのコブによって暖かい血液が精巣内に滞留してしまい、精巣が温められることで精子を作る機能が低下してしまいます。(よく男性不妊の場合、ブリーフを履くな、睾丸を温めるなと言われますが、それも精巣が温められることによって精子生成機能が低下してしまう為です) また、男性不妊の原因の40%は精巣静脈瘤で、この治療をすることで非常に高い効果が見込まれるとのこと。

あくまで私が英語で先生から聞いた限りの内容なので、精索静脈瘤で検索して日本語の正確な情報を調べてみてくださいね!

 

ドクターいわく、アメリカでは精索静脈瘤が3mmを超えると治療(手術)の対象になるそうですが、夫は3mm。ギリギリ様子見でokとのこと。また、アメリカでの精索静脈瘤の治療方法は、血管の中に管を入れそこから弁の変わりになるコイルのようなもの入れる手術のようです。日本では、静脈のコブの手前を切ってしまう手術が受けられるそうで、夫的にはアメリカで治療ではなく日本での手術を受けたいとのこと。
ちなみに、精索静脈瘤のことは英語でvericoceleと言います。

 

 

また、血液検査の結果からテストステロンの数値が低いこと、また以前受けた精液検査ではmotility(精子の運動率)が低いこともあり、クロミッドを週3回3ヶ月間飲むように勧められました。男性でクロミッド飲むの?!と思いましたが、テストステロン=男性ホルモンが低いのを補う為だそうです。

 

その他、男性不妊に特化したすんごい高いサプリ!も勧められ・・・仕方ないけど効果あるなら・・・って買ったけど高いよ〜笑。1ヶ月$99です!これで良くなってほしい!
こちらが先生おすすめのサプリ↓

ConceptionXR Motility Support Supplementtheralogix.com

 

 

 

この泌尿科での検査は2月の頭だったので、今年の夏に確実に一度日本帰国することがその時点で決まっていた為、日程や治療の方法含め、日本で治療を受けた方がいいよねという話になりました。精索静脈瘤の治療は日本でもアメリカでも保険適用外らしいのですが、日本の場合医療費控除の対象となるのでアメリカよりも確実に安くすみそう!

 

ちなみに、治療をしても精子の質が改善するのは半年くらい経ってからなので、今回のアメリカでの不妊治療は人口妊娠・体外受精というプロセスで進め、今後第二子?第三子?(気が早すぎ?笑)の為の治療となりそうです。

 

ひとまず、夏まではクロミッドだけの治療で様子見です〜〜〜

 

 

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〜〜追記〜〜
3ヶ月後、男性不妊が改善された話↓

ceri426.hatenablog.com

 

人工授精(IUI)の流れ

IUIサイクルのスケジュールを簡単にまとめてみました。

 

 

●生理くる!:すぐにナースに電話

●生理開始から3日目:超音波検査、その日の夜からcromid飲み始める(5日間同じ時間)

●生理開始から12日目:超音波検査、その日の夜ovidrel(注射)を打つ8PM-10PMの間

●生理開始から14日目:人工授精

●生理開始から30日目:自分で妊娠検査試す。それまでに生理くればナースに電話。陽性でも陰性でも電話。

陽性だったらハッピー!
陰性だったらIVFへ!

 

といった感じです。ドキドキドキ。私は検査結果が出る前日までに、ここぞとばかりにスノボ の予定を入れました笑。

IUI(人工授精)1回目

人工授精1回目の当日の流れについて書きますね〜

 

 

私は朝10時に病院に来てね〜といわれ、夫はその1時間前の9時までに自宅で精液採取して持ってきて!と言われます。外は-6℃の中、精液をひと肌に温めたまま病院に向かうのはリスキーだよねってことで夫はuberで向かいました。

 

私は10時に病院に着き受付で順番を待っていると、ナースがやってきて部屋に通されます。部屋に入ったら名前と生年月日を聞かれます。そしてさらに、白いバンド(フェスとかで入り口で巻かされるやつみたいなの)を渡され、そこにプリントされた私の名前と生年月日が合っているかどうか確認させられます。

 

その確認が済むと、下半身脱いでまた紙巻きつけて待っているように言われ、少し経つとナースがドクター?フィジシャン?と試験管を持ってやって来ます。

夫の名前を確認され、ピンク色の液体が入った試験管を見せられ、これの中に夫の精子が入っていると言われますが・・・

 

へーーー、ふーーーん、って感じ笑。「生命の不思議よね!」的なこと言われますが、ただのピンクの液体にしか見えないwww

 

 

これをカテーテルで中に入れるからね〜と言われ、その前にドキュメントに”ちゃんと内容を理解しているか”、”夫の精子で正しいか確認した”、というサインするように言われます。質問あるか聞かれるけど特になし。

 

「正直ちょっと緊張してるよ〜」と伝えると、PEPテスト(子宮頸がん検診)みたいなものだから痛くもないよ〜と言われて一安心。

 

実際すぐに終わりました。3分もかからなかった気がする◎しかも子宮頸がん検診ってガリっとされて痛かったりするけど、何にも痛みなし。こんなにあっさりすんなり終わってびっくりでした!

 

移植?が終わったら、紙を渡され、

・出血が続いたら連絡すること
・2/11に自分で妊娠検査してみて、陰性でも陽性でも連絡すること
・2/11前に生理が来たらすぐナースに連絡すること

他にも、当日運動しても問題なし!と言われました。

 

 

と書いてありました。結果が楽しみ〜!!

 

 

 

 

ovidrel(排卵誘発注射)の打ち方

人生初めての自己注射ですこーしビビりながら注射しました笑。

病院からmodule(説明動画)を前にもらって見ていたのですが、当日焦ったことも合わせて書いていきますね笑。

 

 

①ナースから言われた時間になったら、注射します。私の場合は夜8時〜10時の間と言われたので9時に打ちました。

 

②冷蔵庫から注射をだし、箱を開けます。付属の消毒用アルコールシートで、おヘソから右or左3cm(どちらでも)のあたり(注射を打つところ)を拭きます。

 

③注射針にキャップがついているので外します。ここですが、慎重にキャップを外してください!

なんと私はうまくキャップが外れず力任せに引っ張ったので注射針が根本からちょっと曲がってしまいました笑。うーーん、これはまずい笑、けどどうしようも無いのでこのまま進めます笑。

 

④注射の中にある空気を抜くため、すこーしだけシリンダーを押します。先端から液体が出てきたら準備完了。

 

⑤片手でお腹のお肉をつまみ(たっぷりある◎)反対の片手でぶすり、と注射をさしシリンダーを押す。

 

以上です◎◎針は曲がってましたが、無事ちゃんと注射内の薬は出てくれたのでよかった〜〜〜刺すのには勇気がいりますが全然痛くない!スッと注射針が入ってくれます。脂肪たっぷりのお腹のお陰かな?!笑。

 

 

注射が終わったら、注射と一緒に送られて来ているバイオハザードのシールが貼ってある小さなゴミ箱に注射をキャップして捨てるだけ◎

このバイオハザードゴミ箱は近くの薬局(walgreensなど)で回収してくれるらしいです。

 

初めての自己注射はハプニングもありましたがパパッと完了〜!そして次の日は病院で夫の精子を子宮内に入れてもらう人工授精になります。あんまり実感ないですが一歩ずつ妊活の道を歩いているんだな〜と実感します。